CentOS7でXMRをマイニングする (CPUで)
最近マイニングが流行っている気がします、なので私も家の暖房用にマイニングをちょっくら始めました。
始めは適当に何も調べず、Minergateとかいうの落としてきて掘ってたんですが、なんかハッシュレートがネットの例より低いんですよね。 あとなんかハッシュレート的に、これくらいXMRが掘れるだろって数値があるわけなんですが、それがなんか低い気がした。
そんなこんなで、適当にググったら色々出てきて、「MinerGateはゴミ、初心者向けでもなんでもないから。」 とか書いてあり、やめることにしました。
ある程度調べてからやろうと後悔しました。 MinerGateはアフィサイトでたくさん紹介されてたので手を出すべきではなかったですね。
日本語のアフィサイトに書いてある仮想通貨系記事は大体参考にならないのでGoogleさんは検索に出ないようにしてほしいです。
ある程度調べて掘ったら、良い感じに掘れるようになったので、今日はその知見を書いておこうと思います。
Miner探し
githubでxmr minerって探して良い感じの物を探しましょう。
が良い感じだと思います。 参考ハッシュレートとか書いてあって好感が持てる。使った感じminergateの1.2割増しくらいのスコアがでます
xmrigのビルド
xmrigはビルド済みのバイナリを配っていますが、自分でビルドしたほうがいいと思います。 ということでxmrigのCentOS7でのビルド手順を書いておきます。コピって貼り付ければ終わります。
CentOS7はインストール終わったばかりの状態を想定します。(さくらのクラウドのCentOS7に入れました)
手順としては
- cmake 入れる
- xmrigを落とす
- xmrigをcmakeする
これだけなんですが、 centosのyumで振ってくるcmakeだとバージョンが低くて使えなかったので、新しいcmakeを落としてきて入れましょう
yum install -y make gcc gcc-c++ wget https://cmake.org/files/v3.10/cmake-3.10.0.tar.gz tar xzvf cmake-3.10.0.tar.gz cd cmake-3.10.0 ./bootstrap && make && sudo make install cd ..
これでOKです。 コピって流し込んでください。
コンパイルに結構時間がかかりますが、これでcmakeができます パスが通ってなかったら/usr/local/bin/cmake
にあるのでこれを後の方のcmakeするときに直に指定します。
cmakeが用意できたらxmrigをコンパイルします。 公式のWikiにcmake時のオプションがありますが、以下のように書いておけばたぶん最高H/sがでるコンパイルになります。 xmrigは実行時に最低1%の時間を開発者側に寄付するっぽいので、嫌な人はレポジトリをForkしてその部分だけ書き換えてそれを使いましょう。
ビルド手順はこんんなん。
yum install -y epel-release git yum install -y libuv-static libstdc++-static libmicrohttpd-devel git clone https://github.com/xmrig/xmrig.git cd xmrig cmake . -DWITH_LIBCPUID=OFF -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release -DUV_LIBRARY=/usr/lib64/libuv.a make cd ..
コピって流し込むと、./xmrig/xmrig に実行バイナリができます。
実行
完成した ./xmrig/xmrigを実行します。
./xmrig -o ${pool-address} -t ${thered_cnt} -u ${user} -p ${password} -k
こんな感じで走らせればいいです。
重要なのはマイニングするスレッド数です。 何も考えてなかった私は、最大実行スレッド数と同じににすれば最大ハッシュレートが出ると思っていました。 しかしそうじゃないのでCorei7がHTで8スレッドだからと言って、8って書くのはやめましょう。 Core i7ならスレッド数は4にしましょう。 物理コアの数を書いてください!
あと、さくらのクラウドで走らせるときは論理コアの値と同じにしておいた方が良いです。 xmrigの自動最適化だと4コアのマシンで2を選択しますが、4にすればスコア倍になります。
参考ハッシュレート
さくらのクラウドの4コアのマシン(東京)で動かしたら178H/sでした。 無料券でやってるので使い切るまで走らせておこうと思います。
さくらのクラウド同じ構成の2台でマイニングしたらハッシュレートが違いすぎた。
実際は4倍ちかくハッシュレート違いました。 収容ホスト上で動いているVMの関係でしょうか? とりあえずスコアが低かった方(40H/sくらいしかでなかった)は止めました。さくらのクラウドに同じ構成のマシン2台上げてマイニングしたらハッシュレートに三倍の差があるんだけどなにこれ
— namazu (@namazu510) 2017年12月2日
どうでもいいはなし
プールとかどこがいいんでしょうね。 まだその辺よく分からない。
ひらくPCバック修理から返ってきた! 神!
— namazu (@namazu510) 2017年12月3日
メインのファスナーが壊れてしまっていたひらくPCバッグを修理に出したのですが、やっと帰ってきました。 ファスナーを治して貰ったのですが、全体的に綺麗に(掃除)してもらって帰ってきてなんかぴかぴかで感激です。 お値段6kのとっても親切な価格設定でありがたかったです。
某所のZabbixが永遠に静かにならない問題に対処しようと思ったんですが、なんかだるくて結局なにもしませんでした。 きょうはコンソール叩きながらずっともふもふしていた。 よくないなー。